大森式食養手当て法・しょうが湿布

用意するもの

①根しょうが約・・・・・・・・・・・・・・・・・150g~300g
②湯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4~7ℓ
③大鍋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・直径30~33㎝
④木綿袋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1枚
⑤おろし金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1枚
⑥フェイスタオル・・・・・・・・・・・・・・・3枚
(次項の「湿布用タオルの作り方」を参照ください)
⑦バスタオル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2枚
⑧「ぎゅっと♡君」(右写真)・・・・・・1台
⑨タオルホルダー・・・・・・・・・・・・・・・3枚
⑩卓上用カセットコンロ・・・・・・・・・1台

湿布用タオルの作り方

フェイスタオル(約36x80㎝)2枚を下図のようにそれぞれまんなかから半分ずつ重なるように折りたたみます。大きさは半分になり四重に重なります。
その状態で図のように四辺と対角線上を縫い合わせます。
注意:出来上がり重量が120gを越えないようタオルを選択して下さい。
   タオルが厚すぎると、絞れなかったり故障の原因になります。

 

手当ての仕方(ぎゅっと君を使用)

1.しょうがは、たわしで洗って、皮ごとすりおろします。
2.鍋に湯を沸かし、70~80度に冷まします。


3.すりおろしたしょうがを木綿袋に入れ2.の湯の上でよく絞ります。

「絞った袋は捨てないで、何度か湿布をしたら、袋を湯の中に入れ、湯が冷めないようにコンロで温度を保ちながら、湿布をします。」 

注:このとき、しょうが湯が沸騰するとしょうがの酵素が 失われ、効き目が無くなるので沸騰しないように、ガスを止めたり点けたりしながら温度を保ってください。


4.ここから「ぎゅっと♡君」を使ってタオルを絞り、湿布を始めますが、手当てをする人は、下図の様に患者と同方向に向き合って座ると手当てがしやすくなります。


5.湿布用タオルをタオルホルダーに通します。 タオルを通す際にはタオルホルダーの天地を間違えないように注意してください。
(くぼみのある方が見えるようにして下さい。)


6.鍋を「ぎゅっと♡君」にセットしたカセットコンロに移します。
火力は湯の温度が冷めないように弱火にしておきます。


7.タオルホルダーに通しておいたしょうが湿布用タオルを大鍋の中に浸します。このとき、タオルホルダーを湯の面から少し出るくらいに立たせておくと、取り出しやすくなります。
(タオルホルダーを取り出す際にはやけどにご注意ください。)


8.お湯から出ているタオルホルダーの先端を持ち上げ、「ぎゅっと♡君」に差しこんでレバーを回して絞ります。

「ぎゅっと♡君」の詳しい使い方については、取扱説明書と使用方法の動画(タオル絞り器の開発「ぎゅっと♡君」の項の最後)をご参照ください。


9.絞ったタオルをタオルホルダーからはずし、折りたたんだ状態(肌に当たる面)で、少しさましちょうど良い温度にして患部にのせます。


10.上から4つ折にした乾いたタオルをすぐのせます。


11.新たに絞ったタオルを最初のタオルと乾いたタオルの間に挟みます。


12.冷めないうちに最初のタオルを抜き取ります。
2番目のタオルが熱いので手を差し込んで調節してから手を離します。


13.抜き取ったタオルはタオルホルダーにセットし、しょうが湯につけて5~8と同じ要領で絞ります。


14.絞ったタオルを間に挟みます。


15.下のタオルがさめないうちに12~14の手順を繰り返します。

<備考>
病気の程度や患部により、タオルを当てる身体の効果的な位置や湿布時間が異なりますので、詳しい手当て法については、マクロビオティック和道の手当て実習会の受講をお勧めします。

連絡先は「手当て実習会」に記載しています。